低線量肺がんCT検診
肺がんによる死亡は、1998年には5万人を超し、がんによる死亡の1位になり現在まで続いています。そして肺がんは、がんの中でも治りにくいがんのひとつです。(表1)
しかし、ヘリカルCTなら胸部レントゲンでは骨や心臓などに重なって見えにくいがんや「治せる2cm以下の小さながん」を発見することが可能です。
検診方法
低線量肺がんCT検診の特徴
ヘリカルCTは、胸部X線正面写真では見つけることができない、極小の肺がんや淡い濃度の肺がんを発見できるとされています。 また、胸部X線検査では、死角となって見えにくかった部位(心臓・肋骨等の陰)の影像がCT検査ではしっかりと確認できるため、身体のすみずみまで、早期のがんを発見することができます。
CT画像で発見した肺がん(58歳、女性 喫煙歴なし)
対象者
概ね50歳以上の方
なお、特に依頼があった場合はこの限りではありません。
注意事項
検査を受けられない方
X線を使用する検査であるため、妊娠中または妊娠の可能性のある方は受診できません。
また、心臓ペースメーカーを装着されている方も受診できません。