新しい肺がんCT検診車の出発式を行いました
2013年01月29日
宮崎県地域医療再生計画のがん対策の一環として、県内のがん検診の充実、強化を図るため県内で2台目となる肺がんCT検診車を導入することとなり、平成25年1月21日(月)に県庁で出発式が行われました。
当協会では、平成16年度より低線量肺がんCT検診を実施しており、平成24年度は県内18市町村を巡回し検診を行っています。低線量肺がんCT検診は肺の断面画像を診断することで、早期肺癌の発見が期待できます。過去9年間の受診数は51,043名。うち、肺癌確定者86名(早期癌:48名、進行癌:23名、病期不明15名)、肺癌発見率0.17%となっています。
検診内容については、問診(病歴、自覚症状、喫煙歴など)の後、胸部のCT撮影(撮影時間は約15秒程度の息止めを行う)を行います。結果は文書にて通知、要精密検査の場合は医療機関での精密検査となります。
被曝線量については、検診用に設定された低線量で撮影するため、臨床等で使用する線量より低い設定になっており、胃がん検診(胃透視検査)と同等です。平成25年度4月より本格稼働の予定です。
お問い合わせ先 宮崎県健康づくり協会 業務企画課支援企画係
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